
あなたはプログラミングスクールに入り、何回質問しましたか?
1回?2回?
いやいや、ぜんぜん足りません。
もっともっと質問しましょう。
分からないことがあれば、トレーナーや運営者に聞いてください。
そのための学校です。
いわば、お客さん。
しかも、まあまあの大口顧客です 笑
もちろん、お客さんとて礼儀は必要です。
しかし、遠慮は不要。
払った受講料ぶんは、元を取り返すつもりで学校を使いましょう。
使い倒しましょう。
(言い方悪いですが…)
受講料の半分は質問料金
個人的な考えですが、学校に払う受講料の半分はトレーナーの指導または動画講義。
もう半分は、質問料だと思ってます。
ちなみに、トレーナーが行ってくれる課題添削は、前者に含まれています。
仮に受講料が50万円だとしましょう。
そうすると、質問料は25万円。
1回の質問が1万円とすれば、最低25回は質問できるわけです。
(1万が高いか安いかの議論は、また別で…)
逆に10回くらいだと、損してるんですよ。
どう考えても。
15万円、タダで渡していることになります。
別に50回、トレーナーに聞いたっていいんです。
「ここが分かりません」って。
遠慮はマジでいりません。
学校は質問するところ
学校は分からないことを教えてくれるところです。
大前提として。
なので、授業料はそのためのものです。
高校だろうが大学だろうが、社会人になって知識を身につけるために入るスクールだろうが同じです。
教わるために入っているんです。
学校に。
だとしたら、ガンガン教わりましょう。
ちょっと図々しいって思われるくらいで、ちょうどいいです。
その方がトレーナーも、「この人(受講生)の理解度は、これくらいだな」って分かりやすい。
そうなると、結果的に細かなアドバイスもできるのです。
質問の仕方が分からない
質問の数が少ないのは、どう質問したらいいのか分からないってこともあると思います。
でもね、あんまり上手に質問しようと思わなくていいですよ。
そもそもhtml/cssの知識に触れたばかりで、思いどおりに質問なんてできません。
これはね、質問される側のがんばる部分です。
どういう意図で質問してるのかと、トレーナーや運営者は頭を悩ませなければいけません。
いわば、料金をもらった側の義務です。
なので、安心して質問しましょう。
たくさん質問することで、トレーナーも指導しやすくなる
それに、想定外の質問がじつは役に立ちます。
なぜなら、トレーナーの人にはなかなか分からないからです。
プログラミングが上達しない人の感覚が。
トレーナーの人は、そこそこプログラミングが得意な人だったと思うので。
ですが、受講生のあなたが質問を数多く投げる。
そうすれば、教える側もアドバイスするためのヒントを得られるんです。
「この人は、ここでつまずいているんだな」
「この前提となる知識が理解しにくいんだな」って感じで。
発見があるんです。
このように、質問って相乗効果があるんですよ。
自分で調べるのは、基礎ができてから
プログラミングの世界では、「分からなかったらググる」って格言みたいなのがあります。
たしかに、仕事をするようになったら、この姿勢は必要です。
ですが、勉強しはじめたばかりの受講生は「分からなかったら質問する」でいいと思うんですよ。
なぜなら、質問しないと平気で半日とか1日かかるので。
解決するのに。
いや、それだけ時間を費やしても、結局分からずじまいってことは多々あります。
その理由は、何が悪くてcss指定が効かないか。
これの検討がつかないからです。
指定がうまくいかない原因を予測できない
例えば、「スペルミスや全角スペースが原因で、css指定が効かなくなる」。
これは経験者なら、だれもが知るところです。
しかし、初心者はほぼ思いつかない。
ってことは、この状況で原因を探しても、答えに行き着くには相当かかります。
ですが、トレーナーに聞けば5分で解決。
しかも、「css指定が効かなくなる原因の50%はスペルミスなんですよ」と教えてもらえればね。
今度、指定が効かなった時、スペルに注意を向けれるようになります。
これなら、ググるより聞く方がいいですよね。
まあ、こんなことエラそうに書いてる自分もね。
できるだけ質問しないという姿勢でした。
自分で解決する方が、実力がつくと思っていたからです。
実際、分からないことを1日以上かけて考えてたこともあります。
そして、今となればこのやり方は、半分は正解で半分は間違いだったと思っています。
自力はついたけど、時間はかなりかかっています。
まあ、自分の場合は仕事もやめて時間がたくさんあったというのもあるのですが…
受講生の中には、仕事やほかのことで忙しい人もいるはずなのでね。
そのへんは、時間との兼ね合いになってくるんだと思います。
自分でがんばりつつ、分からないことがあったら質問するというバランス感覚が。
ちなみに。
質問の回数としては、序盤でたくさん質問し後半になるにつれ回数が減るのが理想的かもしれません。
前半:質問 > ググる
後半:質問 < ググる
質問回数が増えれば、メールでの質問も上手になる
今ならオンラインで授業を受けてる人も多いはず。
そんな状況では、メールで質問する機会が増えると思います。
しかし、メールでの質問は、初心者の人にとってはさらにハードルが高い。
質問の仕方が分からないうえに、文章での質問ってなると、ダブルの壁が立ちはだかります。
文章で説明するのって思ってる以上にむずかしいので。
ですが、先でも述べたように、とりあえず質問してみましょう。
うまく書けていないと思っても。
さいしょは、ぜんぜんそれでいいんです。
もちろん、「質問の意図、通じてるかな?」って考えることはだいじです。
その気遣いが、文章をうまくするので。
IT業界の仕事だとメールのやりとりが多い
実際、こういうIT業界に入ると、メールでのやりとりも多くなります。
なので、自分の考えや仕事内容を文章で表現するって必要な技術になるわけです。
この世界では。
ただ、何度も質問していれば、それなりにうまくなっていきます。
まあまあ思ったように質問できるようになります。
メールでも。
文章テクニック
とは言っても、やはり書き方が分からない。
そんな人もいるはずです。
そこで、2つだけ文章で質問するテクニックをあげてみます。
- 疑問点を最初に述べる。
- 箇条書きにする。
文章の1行目に、
「〇〇の部分が分かりません」
「〇〇の箇所のcssが効きません」
と、疑問点を述べましょう。
そうすれば、トレーナーも受講生の困っている箇所がすぐに分かります。
また、
- ヘッダーの背景画像が表示されない。
- 写真が横並びにならない。
- フッターのコピーライトの文字が中央に来ない。
みたく、箇条書きにしてみてください。
そうすると、言いたいことがスッキリ書き出せるはずです。
しかし、これはあくまでテクニック。
ですので、細かなことにこだわらず、まずは質問してみようって姿勢が何より大切だと思います。
補足:進捗具合も尋ねよう
スクールには受講期限があります。
3ヶ月とか半年とか。
ですので、そこから逆算して学習する必要があります。
例えば、半年のコースとしましょう。
そしたら、2ヶ月目までには、2つ目の課題をクリアしておく。
みたいな目安があります。
もちろん、学校関係者やトレーナーはスクール生の進捗状況を把握していると思います。
しかし、受講生さんの進み具合を様子見してる場合も結構あるのでね。
(受講生さんにもそれぞれ事情があって、進み具合が遅いってこともあるわけで。時間がないとか、忙しいとか…。なので、あまり頻繁に学校側からせっつくようなこともできないのです)
ですので、自分の学習速度が速いのか遅いのかと質問するのもアリです。
さいごに
プログラミングスクールに入って学ぶのに、あなたは大きな金額を使っています。
ですので、たくさん質問して受講料ぶん。
いやそれ以上の知識・技術を得たと思えるくらい学びましょう。
こちらは、スクールに入る前・入ったあとの心構えの記事です。
受講料50万、それでもドロップアウトする受講生|プログラミングスクール
こちらは、スクールの運営者・トレーナーの人に読んで欲しい記事です。