- 「サーバーのことがよく分からない」
- 「サーバーって何をするところ?」
htmlやcssのファイルをアップする先がサーバー。
とは聞いたことがあっても、具体的なイメージが湧きにくいと思います。
いったい、サーバーとはどういう存在なのか…
そこで、今回はサーバーとは何なのかについてまとめてみました。
html/css初心者の人はご覧ください。
サーバーにまつわる2つの視点
html/css初心者のあなたがサーバーを理解するには、
- ホームページ制作者にとっての
- ユーザーにとっての
という2つの視点を意識しましょう。
そうすることでサーバーを理解しやすくなります。
ちなみにサーバーとはコンピューター(機械)のこと。
みなさんが想像する大きなコンピューターで間違いありません。
次から、それぞれの視点を解説していきます。
ホームページ制作者にとってのサーバー
ホームページ制作者から見るサーバーとは、ファイルの置き場所です。
自分のhtml/cssファイルをサーバーに置くことで、世界中の人に見てもらえるようになります。
そのためにファイルをアップロードします。
※アップ=アップロード
反対に、ファイルが手元にある状態では自分のパソコンでしかホームページが見れません。
まさにホームページを制作中の今だと、スマホでは見れないですよね。
まして他の人のパソコンやスマホでもあなたの作ったホームページは見れない。
だから、完成したら大勢の人に見てもらうため、ファイルをアップするのです。
- サーバーにファイルを置く … 世界中の人にホームページを見てもらえる
- 自分のパソコンにファイルがある … 自分のパソコンでしかホームページが見れない
そして、自分のホームページをだれでも見れるようにした状態を、「ホームページを公開する」と言います。
ちなみに、ファイルをサーバーにアップする時はFTPという方法で行います。
※くわしくは、【html/css初心者】FTPとファイルのアップロードについて解説をご覧ください。
【参考サイト】
Webサーバ(ウェブ・サーバ)「国民のためのサイバーセキュリティサイト」|総務省
ユーザーにとってのサーバー
インターネットを使う人にとってのサーバーとは、ユーザーにホームページを見せてくれる存在です。
「カフェ おすすめ」と検索して、検索結果にある「A」というホームページを見ようとクリックした次の瞬間、それが表示されます。
早ければ、1秒もないはずです。
でも、このわずかな時間にサーバーは働いています。
ちなみに、この瞬間に行われていることはこちら↓
検索結果の中から「A」のホームページを見つけ、クリック
↓
それがネット回線を通じて、サーバーに伝わる(これをリクエスト[要求]と呼ぶ)
↓
サーバーがAのホームページの情報を送る(これをレスポンス[応答]と呼ぶ)
↓
Aのホームページが表示される
このように、ホームページを見れるのはサーバーのおかげです。
そして、あなたがアップしたファイルもこのようにして、ユーザーに見られることになります。
サーバーに馴染みがない理由
サーバーの存在を感じにくいのは、繋がっている実感を持てないからだと思います。
例えば、パソコンとパソコン同士。
スマホとスマホ同士なら、LINE・SNSなどで繋がっていることを実感できますよね。
しかしそれと同じように、自分のパソコンやスマホとサーバーも常に繋がっているのです。
その証拠が、さきほどお伝えした毎日見ているホームページです。
クリックするということは、その瞬間サーバーと繋がったことを意味します。
もう1つサーバーを身近に感じれないのは、サーバーを見たことがないから。
どこにあるのかも知らないし、その存在を意識したことも多くの人はないのではないでしょうか。
しかし、実際に日本や世界中にサーバーはあります。
あると言われても、見ないことには実感できないかもしれませんが…
ですが、サーバーのおかげで、このネット世界は実現できているのです。
サーバーの存在を実感できる時
簡単には存在を感じれないサーバーですが、それを実感できるタイミングがあります。
そのタイミングとは、ファイルをサーバーへアップした時。
html/cssなどのファイルを送った次の瞬間、サイトが見れるようになると、少しだけその存在が身近になります。
ですので、自分の作ったサイトが完成したらサーバーにファイルをアップしましょう。
そして、ファイルのアップロードは仕事へ就く前に経験をたくさん積んでおいた方がいいです。
くわしくは、こちらの記事をご覧ください。
【html/css初心者】仕事へ就く前にサーバーを経験すべきたった1つの理由
サーバーの種類
ここまでサーバーについて紹介してきましたが、じつはサーバーにはいくつか種類があります。
今まで解説してきたのが、webサーバー。
webサーバーは、ホームページを見せてくれるサーバーです。
他にはメールサーバーやデータベースサーバーなどがあります。
サーバーの種類 | 役割 | |
---|---|---|
webサーバー | → | ホームページを見せる |
メールサーバー | → | メールの送受信をする |
データベースサーバー | → | データの保存、管理をする |
サーバーに専門の役割を持たせる理由
しかし中には、
「なんで、そんなに種類があるの?」
「1つのサーバーで色々役割を持たせられないの」
と思う人もいるかもしれません。
その理由は、1つのサーバーで色々なことをやらせるより、専門の役割を与えることで働き方が効率的になるからです。
特にコンピューターの場合だと、役割分担した方がいいんです。
ホームページを見せるのとメールを送受信するのでは、働きがまったく違います。
ですので、1つのサーバーでそれをやると負担が大きくなります。
人間ならいろんなことをできる器用な人もいますが、基本的には1つのことに集中した方がいいですよね。
このような理由で、サーバーには専門の役割を持たせ、それ専用の働きに特化できるような作りにしているわけです。
みなさんには、サーバーは役割によって分けられているんだと思ってもらえればオッケーです。
まずは、webサーバーだけ押さえましょう。
【参考サイト】
メールサーバ「国民のためのサイバーセキュリティサイト」|総務省
データベース「国民のためのサイバーセキュリティサイト」|総務省
参考サイト
まとめ
今回は、サーバーについて紹介しました。
(制作者の視点)
ファイルの置き場所であり、サーバーにファイルをアップすることで世界中の人にホームページを見てもらえる
(ユーザー視点)
ユーザーが見たいホームページを見せてくれる存在
上でお伝えしたとおり、サーバーを理解するには実際にファイルをアップロードするのが1番です。
くわしくは、こちらの記事をご覧ください。