FileZillaを使う時の注意点【初心者】

FileZillaを使う時の注意点【初心者】

この記事では、FileZillaを使う時の注意点を紹介しています。

FileZillaですることは、

  • アップロード(パソコンからサーバーにファイルを送る)
  • ダウンロード(サーバーからパソコンにファイルを取り込む)

この2つです。

作業的にはカンタンですが、じつはとても慎重にならなければいけません。

理由は、FileZillaの操作ミスによってファイル・フォルダを消してしまう可能性があるからです。

大きなミスをしてしまわないよう、FileZillaを使ううえで、どこをどう気をつけるべきかを紹介します。

FileZillaのインストールや基本的な使い方については、「【html/css初心者】FTPとファイルのアップロードについて解説」をご覧ください。

【前提】デスクトップにファイルやフォルダを置かない

FileZillaを使う時、パソコンのデスクトップ画面上にファイルやフォルダを置くのは最小限にしましょう。

下図は僕のデスクトップ画面ですが、「テスト」というフォルダ1個しか置いていません。

この中にすべてのファイルやフォルダまとめています。

なぜこんなにスッキリさせるかといえば、FileZillaをあつかう時、このデスクトップ画面を使う場合が多いからです。

「デスクトップ画面を使う」の意味が分かりにくいはずなので、くわしく解説します。

FileZillaを開いた画面をご覧ください。

赤枠を拡大します。

青の背景で白抜きになっているフォルダ。

ここでは「Desktop」上にあるファイルが、その下に表示されています。

  • .Ds_Store
  • .localized
  • テスト

※「.Ds_Store」「.localized」はパソコン内のフォルダやファイルの位置を記憶するファイルです。(Macだけに存在する)。デスクトップ上では見えない隠しファイルというファイルですが、FlieZillaを開いている時は見えます。

デスクトップ上には、上記3つのファイル・フォルダしかないので、かなりスッキリしています。

そして、この「Desktop」を使って、ファイルのアップ・ダウンロードを行うことが多いです。

ですから、「Desktop」にはファイル・フォルダを少なくする方がいいです。

下図のように、デスクトップ上にもっとたくさんのファイル・フォルダがあったら、FileZillaの画面はかなり見にくくなります。

かなりごちゃごちゃした印象になりますよね。

この状態で、自分のファイル・フォルダを見つけてサーバーにアップ。

またはサーバーからファイル・フォルダをダウンロードするとなれば、作業しにくいはずです。

ですから、普段からデスクトップ上には極力ファイルやフォルダは置かないようにしましょう。

そして、自分のサイトをアップする時は、html/css・画像がまとめて入っているフォルダをデスクトップ上に置いてからアップロードしてみてください。

下図では、デスクトップ上に「テスト」「サイトA」のフォルダを置いています。

「サイトA」のフォルダを開いたのが下の画像。

こういうふうにスッキリした画面だと、アップロードすべきファイル・フォルダを間違えることなくサーバー側へと送れます。

FileZilla操作時の注意点

FileZillaの画面上で削除したファイル・フォルダは残らない

FileZilla上で削除したファイル・フォルダは残りません。

完全に消えてしまいます。

例えば、デスクトップ画面上でファイルを削除しようとすれば、一旦は「ゴミ箱」に入ります。

一方、こちらはFileZillaの画面。

「photo.png」を右クリックすると、パネルが開いて「削除」とあります。

ここで「削除」を選択すれば、このファイルは完全に消えます。

「ゴミ箱」にも残りません。

ですから、Filezilla上の画面でファイルを削除するのはやめましょう。

サーバー上のファイル・フォルダも「削除」すると完全に消える

今の例は自分のパソコン画面上での話でした。

しかし、これはサーバー側でも同じです。

サーバー側に置いているファイル・フォルダも「削除」を選択すると、完全に消えます。

下図はサーバー上にある「index.html」

「削除」を選択すれば、完全に消えてしまいます。

ファイルは復活できないので、削除する前にほんとうに必要ないのか考えましょう。

ファイル・フォルダの名前変更ができてしまう

FileZilla上では、ファイル・フォルダの名前変更もできます。

「テスト」フォルダを1回クリックすると、青い帯となりアクティブな状態となります。

そこで右クリックすると、パネルが開いて「名前の変更」と出てきます。

名前を書き換えれば、フォルダ名が変わります。

ただ、気をつけたいのが、1回左クリックをして「テスト」フォルダをアクティブにしている状態でもう1度左クリックをした時。

すると、名前を変更できる状態になってしまいます。

同様に、名前の変更はサーバー側でも同じようにできてしまいます。

もし、操作を誤って意図せず名前を変更してしまえば、最悪サイトが表示できなくなってしまいます。

ですので、ファイルやフォルダをアクティブにした状態でもう1度左クリックをすると、名前変更ができてしまうことを覚えておきましょう。

上図で「index.html」を変更すれば、サイトが表示されなくなります。

ファイル・フォルダをドラッグで簡単に移動できてしまう

ファイル・フォルダもドラッグして、移動できます。

下図のように、「sample.html」をドラッグして「テスト」フォルダに移動可能です。

これをもし、サーバー側でファイルをドラッグして他のファイルなどに移動させてしまえば、サイトが表示できなくなるかもしれません。

下図のサーバー側では、WordPressに関するファイル・フォルダが入っています。

アクティブになっている「wp-content」フォルダがありますが、これは重要なフォルダです。

もし、これをドラッグして「wp-admin」フォルダなどに入れてしまえば、サイトが表示されなくなります。

ダブルクリックでファイルがアップロードされてしまう

Filezillaの画面上で、ファイルをダブルクリックするとアップロードまたはダウンロードされます。

初期設定がそのようになっています。

しかし、一般的にダブルクリックはファイルを開くのに使う操作なので、人によっては誤操作を引き起こしかねません。

例えば、下の図のようにデスクトップ上に「サイトAのindex.html」、サーバー上に「サイトBのindex.html」があったとします。

もしここで、「サイトAのindex.html」をダブルクリックしてしまったら、アップロードすることを意味します。

同名ファイルなので、上書きしますか?という注意喚起が表示されますが、ここで「OK」を選択すると、「サイトBのindex.html」ファイルは書き換えられてしまいます。

こういった具合で、アップロードするつもりはなくても、普段の操作の慣れでダブルクリックしてしまうことは割とあります。

ですので、もし操作ミスしてしまいそうなら、設定を変えましょう。

設定は、「編集」→「設定」を選択。

「設定」画面の「ファイルリスト」を選び、「ファイルをダブルクリックしたときのアクション」「なし」を選択しましょう。

こうすると、ファイルをダブルクリックしてアップロードするという誤操作を防げます。

【大切な補足】FTPソフトで作業する時の心構え

重要なファイルにアクセスしていることを自覚する

サーバー上にあるファイルはどれも重要です。

1つ削除されるだけでも、ファイル・フォルダの種類によっては、サイト自体が表示されなくなります。

ですから、そういったとても重要な所にアクセスしているということを常に意識しましょう。

それだけでも緊張感を持って臨めるので、ミスしにくくなります。

とにかく落ち着いて作業する

サーバーにアクセスする時は、ほかのことは忘れましょう。

仕事上のほかの気になることがあっても、FTPソフトを使っている時だけは、思考を切り替えてください。

サーバー上のファイルを触ることだけに集中しましょう。

集中力が欠けていると、誤った操作をしてしまいます。

まとめ

以上、FileZillaを使う時の注意点について紹介しました。

※ほかのFTPクライアントソフトでも同じことが言えるので、注意深く操作しましょう。

仕事でお客さんのデータを触る時は、とても慎重を要します。

ですので、ミスをしないよう自分でサーバーを借りてアップロードの練習をしましょう。

サーバーを触る不安を減らせるはずです。

くわしくは、こちらの記事をご覧ください。

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